学資保険200万だけで教育費はたりるのか?
最近、第2回目の保険の見直しをしたので、その話を書くために第1回の保険の見直しするに至った経緯(約10年前)を書こうと思います。
- なぜ教育費の見直しをしようと思ったか
- 学資保険って何のためのお金?
- 学費を奨学金で頼るのは?
- 大学の学費はいくら必要?
- 大学に行く前の中高でもお金はかかる
- やっぱり足りなかった長男の教育費
- 学費はどんな方法でためるか
なぜ教育費の見直しをしようと思ったか
子供が生まれた時すぐに月1万ぐらいの掛け金で17歳で200万の受け取りになる学資保険を始めました。
「それだけで足りるのかな?別の保険にも入ったほうがいいかしら?」と不安になり、専門家に見てもらおうかと思ったのがきっかけです。
学資保険200万はどんな根拠できめた?
2019年のソニー生命のアンケートを見ると
人気投票で1位200万円となっています。
長男の学資保険を始めた14年前もこんなアンケートが載ってて、「んじゃ200万でいっか」なんてテキトーに決めた覚えがあります。
みんなが決めてるならそれが正解的な。なんて考えなしの私…(´ε`;)
みんながしているのに自分が何もしないのは、不安。でも掛け金が2万以上になると、日々の生活に響きそう。
「1万円ぐらいが丁度いいかも♡」って気軽な感じでした。
学資保険って何のためのお金?
貯めろーと言われている学資保険などのお金はたいていは大学の学費のためです。(高校入学時に20万とか一時金がでるプランもある)
中高の学費は日々の家計から支払う
中学、高校生の教育費は日々の家計から支払うのが世の中では常識だそうです。
私はこの常識を知りませんでした。「おいおい、それくらい知って保険をかけとけよ」ってつっこまれそうですが( ̄▽ ̄)
なぜ大学費用だけはこどもが生まれたときから掛けるのか?
なぜ大学費用だけを重点的に、子供が生まれた時から貯めるのかというと、授業料が圧倒的に高いし、まとめて払うシステムになっているためです。
大学の学費は、月払ではなく前期後期に分かれています。1回に出ていくお金が100万円前後になって、そんなお金急に出せないだろうから貯めておこうねって話です。
3歳差兄弟のお子さんがいて、同時に大学費用を払う場合は、前期だけで200万程度のお金を1日で支払うなんて場合も普通にあるってこと。
泣いちゃいそうですね(>_<)
学費を奨学金で頼るのは?
「うちは絶対大学行かせないから!」って家庭は資金の準備が必要ないかもしれません。
でも子供が高校生になった時に「大学に行かせて!」って言われて「今からだとお金を用意できないからダメ」とは言いにくいですよね。
だから前もって貯めておくんだと思います。大学に進学する時期もわかっているワケですし。
短期間で資金を作るよりも、長期間でためる方が家計への影響が少ないですし。
お金が足りなければ奨学金という手もありますが、返済不要のものはあまりなく、ほとんどの人は奨学金という名の借金になってしまうと思います。
そして全額賄わせるというのは酷かなと。うちは夫が奨学金を150万位借りていていました。
結婚後に残金100万を全額返したしたので体感でなんとなくわかりますが…、新卒で400万の借金を背負うのは額が大きすぎて、かわいそうかなーと思ってしまいます。
400万の根拠はというと…、次の説明で。
大学の学費はいくら必要?
素人なので、ほんとざっくりの目安でしか話ができませんが…。
大学の数は、国公立大:私立大=2:8だそう。
国立大の場合、理系、文系、医学部全て、1年間の学費は同額らしいです。オトクな国公立はやはり狭き門です。
学費の具体的な金額は以下の通りです。
<国立大の場合>
●自宅通学の場合の国立大学の学費(4年間)
入学金・授業料計:242万5,200円
大学関連経費:83万4,000円
4年間学費合計:325万9,200円<私立大の場合>
●文科系学部 4年間で掛かる学費
自宅通学:521万5,943円/1人暮らし:500万2,743円●理科系学部 4年間で掛かる学費
自宅通学:657万4,024円/1人暮らし:636万824円●医歯系学部 6年間で掛かる学費
自宅通学:2,448万5,282円/1人暮らし:2,416万5,482円●その他学部 4年間で掛かる学費
自宅通学:637万9,893円/1人暮らし:616万6,693円※家賃・光熱費など一人暮らしにかかる費用は除く
マイナビHPより
自宅通学が高いのは通学費用を含めるからみたいです。一人暮らしや寮暮らしだと、学校のそばに住むことになるからでしょうね。
一人暮らしする場合は、家賃や光熱費は別途要ります。仕送り平均が7万らしいので、約100万/年×4年がプラスにかかります…。
もぉぉーーー気を失いそうですねっ((( ゚Д゚)
払う立場になってわかる親への感謝です。大学生の時にちゃんと知っとけって話ですが。
大学に行く前の中高でもお金はかかる
ちなみ中高はどれくらいお金が借るかというと、
公立中高に行くとかかるお金
公立中に行くとかかるのは給食費(月5千円)と教材費(年間で数万)と部活動費ぐらいです。
入学時には制服やカバンや体操服などで10万ぐらい、修学旅行費で6万ぐらいお金がかかります。
お金がかかってくるのは塾代です。もちろん個別で受けた方が集団で受けるより高くなると思います。人件費的に。
集団の授業形式も1、2年の時は2万ぐらいで済むんですが、3年になると1.5倍ぐらいになるみたいです…。
公立高校に行くとかかるお金
高校に行くと毎月の授業料が9,900円かかりますが、世帯年収910万以下の人はその分は無料になっているはず。
義務教育は過ぎたので、授業料、部活動費、小遣い、スマホ代など中学校よりお金はかかるのは確かです。(この時期からスマホを子どもに与える家庭が私のまわりでは多くみられます。)まだ子供が行ってないので、聞きかじりですが。
私立中高に行くとかかるお金
私立に行かせようと思っていると、大学費用とは別に多額のお金が別途必要になります。
周りの人から聞いた話からざっくり私が感じたのは、均すとだいたい1年間で100万かかるかなって感じです。私立はやはり公立と比べて何もかも割高です。
ちなみに中学校受験をする場合は4年生から塾に通い始めるのが一般的ですが、そうするとその期間もざっくり1年間で100万と計算します。
つまり、中学受験して、中高大(文系)に行った場合は、小4からお金がかかるから、その間の授業料は10歳~22歳までの12年間で、1400万!!!!お姉ちゃんと一緒の学校に私も行きたいと妹が行ったらダメとは言えず2倍の2800万!!!!
…(´Д`;)家を建てられそうな金額ですね。
なので、旦那さんが1000万以上もらっている一般的に高給取りな家庭でも、専業主婦していた奥さんが働きに出るのはよく見る話です。
中学校から子供1人を私立の一貫校に通わせたかったら、大学費用や老後の貯金とは別に、家計から1年で100万を8年間は続けて出せる余裕がないと無理なんだなぁ…。うちは無理だぁ…。としみじみ思ったのを覚えています…。
やっぱり足りなかった長男の教育費
ちなみに、14年前の私は初めての赤ちゃんの世話で手いっぱいで、18年後の未来までしっかりと検討する間もほとんどなくなく(ガラケーだしPC立ち上げるヒマも惜しかった)、学費のことは全く知らなかったのでした。
ただ、正しかったのは、これで本当に足りるの?(いやきっと足りないな)っていう野生の勘だけ。
まあそんなわけで、我が家の教育費の準備としていた学資保険200万だけでは足りないということに…。
あ、一応言っておくと、児童手当は使い込まずに長男の口座に入れっぱなしにしてありました。いただいたお祝いやお年玉などとともに。
児童手当を貯めていくと15歳でいくらになるとかの計算は一切せずに、貯まってきたそれをどう運用していくべきかと悩んでいたのです。
…思うんですけど、こういう教育費の話とか、中学校ぐらいになったら学校で教えてくれたらいいのにと思います。そしたら、親への感謝も生まれるし、もっと真剣に子供も勉強すると思うんですよねー。
うちはもったいないので、中学生の子供に包み隠さず、熱く語っています
もとを取りたいコスパ重視派ですからゞ(≧ε≦● )ぷぷっ
学費はどんな方法でためるか
もちろん大学のための資金全てを保険でためる必要なんてありません。保険は貯金ではないという意見もありますよね。
現金でためてもいいし、最近は孫のための教育費の信託という素晴らしい制度もできましたし、おじいちゃんおばあちゃんが払ってくれるというご家庭はそちらを頼るのもあり。
しかし当時の私は「何かしなければ!」という気持ちばかりが焦って、ほけんの窓口へ駆け込むことになったわけです。
ほけんの窓口に行くまでのお話が長くなったので、後日にほけんの窓口でどんな保険を契約したか載せますね。