ほけんの窓口で保険を見直してもらった[第1回目]
最近、第2回目の保険の見直しをしたので、その話を書くために第1回の保険の見直しを「ほけんの窓口」でした話(約10年前)を書こうと思います。
ちなみに、保険を見直すまでの流れこちらです↓
保険の見直しをした「ほけんの窓口」って?
今でこそショッピングモールなんかにも入って、認知度も高いと思われるほけんの窓口。
TVで映る甲子園やヤフオクドームに広告が出てて、儲かってるなーと思っていますが、14年前はたまに街で見かける感じだったと思います。
店舗はどうやって選んだ?
その当時住んでしたマンションの近くにあったので、電話番号を調べて予約を取りました。他に似たようなサービスもなかったような気がします。
今だったら、「保険 見直し」でググってみるとたくさん同業他社が出て来ると思います。
当日の持ち物は何が必要?所要時間は?
現状を知りたいので、入っている保険証券を全部持ってきてくださいと言われました。
現状を確認、説明&保険の提案で結構時間がかかるので2時間半は所要時間を見ておいてくださいとのことでした。
ほけんの窓口でどんな相談をした?
その当時夫+私+長男幼稚園というわが家でしたが、「今入っている保険で過不足はないか知りたい。足りない場合は入りたい。」ということを相談しました。
窓口担当者はどんな人?
担当は今年浪人から大学に合格した息子さんを持つ50歳位の女性FPさん。
人生の先輩って感じで、一目で頼りになりそうな人でした。
何回訪問した?
初めの訪問で1回、夫を連れて1回 の計2回。
どんな流れの説明だった?
大まかに言って
<1回目来店>
①保険の種類の説明
②わが家の保険の状況の確認
③必要な保険の紹介
↓
④持ち帰って夫婦で話し合い
↓
<2回目来店>
⑤後日、夫と二人で来店、契約。
という流れでした。
保険の具体的な説明内容
ここからは、私がしてもらった説明や提案について詳しくお話しします。何というか…、懇切丁寧でしたよ。
保険の種類の説明
まず、保険にはどんな種類があるか説明してもらえます。私のように不勉強な人がたくさんいるんでしょうね…(^-^;)
30歳男性が3万円30年かけていく(計1080万円)と60歳の時にはこれくらいもらえます…という例で図に書いて説明してくれます。
職人技なことに、担当FPさんはこれ↓を逆さから書きながら説明してくれました。
10年も前のことなので、うろ覚えですが以下のような内容説明だったかと。
- 定期保険→期間が決まっている掛け捨ての保険。60歳の時にもらえるお金は0円。
- 養老保険→決まった時期になるとお金がもらえる仕組み。学資保険もこの一種。例えば返礼率が107%だと60歳で1150万円もらえます。
- 終身保険→その名の通り解約しなければちょっとずつお金が増えていくタイプの保険。だいたい60歳ぐらいで掛けた金額ぐらいになり、解約しなければしないほどその金額は増えていく。死亡するといつでも1500万の保険が下りてくる。
我が家の保険の説明
次にわが家が入っている保険の説明をしてくれました。
上から、
- 学資保険→子供が高2の3月に200万がもらえる。(子供が0歳の時に入った保険)
- 就労補償保険(定期保険)→夫が働けない状態になった場合、毎月20万がもらえる。
- 終身保険→老後の資金として貯めているお金。(夫が独身の時に入った保険)
です。
大学費用が全然足りません!
そして言われたのが「老後の資金を貯めるのは結構なことだと思います。ですがこのままでは、大学費用が全然足りませんよ!!」ということ。
教育資金計画表を作って必要な額を確認
どれだけ不足するかは、教育資金計画表を作って、確認します。
夫と自分と子供の年齢、子供の進学希望を決め入力すると必要な金額が出てきます。
私は念のため一番お金のかかる「私立理系で一人暮らし」を選択しました。
教育資金が1千万も足りない!?
するととんでもない数字が。
大学4年間で一人暮らしをすると、
1208万円が必要…
えええーっ、いっせんまんごえ( ゚Д゚)!
今見ると「ちょっと落ち着け、うち350万は一人暮らし費用だぞ。」って思うんですが、数字を見た私は真っ白というか真っ青。
FPさん、教育費がいかにかかるか熱弁
重ねて、学費が一体どんだけかかるのか、一浪の末今年めでたく大学に入学された息子さんを例に、FPさんに熱く語られました。
「浪人中も1年間で100万ぐらい予備校代がかかるし、そもそも最近の子は現役の時から予備校に通う(授業料も高い)し、(わが家が用意している)200万なんて1年目であっという間になくなりますよ」と。
教育資金を増額する決心がつく
この時点で、「今から1000万もプラスして貯めるの(´゚д゚`)!?本当にみんなそんなに払っているの?そんなこと可能なの!?やばすぎる今すぐに貯めなければ!」という気なりました。
今思えば、18歳の時点で4年間の学費が揃っていなきゃ入学できないわけではないし、私立理系に行きたいなら地元しかムリとか、奨学金で100万は子供に負担してもらうとか、わが家のボーダーラインを作れば良かったんだと思うんです。
その時は1000万というお金を作らなきゃって気持ちでいっぱいいっぱいでした。
まぁ、お金が足りないっていうのは本当なので、貯めなきゃいけないって覚悟がついたのは良かったと思います。
提案された保険内容
呆然とする私を傍目に見つつ保険のパンフレットを探すFPさんが「ああ、良かった、これならギリギリ間に合います!」と提案してきたのが、教育費を貯めるための
低解約返戻金型終身保険でした。
低解約返戻金型終身保険ってなに?
名前の通り終身保険ですが、ある一定の時までは戻ってくるお金(解約返戻金)がかなり少ないのが特徴です。
提示された保険のプランは、13年目から109%の返戻率がついていますが、1時間前の解約だと70%なっています。
途中でやめるとかなり損なので「絶対に損しない返戻率まではやめない!」という強い気持ちが必要です。
「間に合います」と言われたのは、返戻金が100%を超えるのが高2の時になるからだったようです。
まず学資保険200万を使って、それがなくなったら、低解約返礼型終身保険を使えばいいということです。さらに現金があって、保険を解約しない期間が長ければ、返戻率もどんどん上がってお得になっていく仕組みです。
他に提案された保険
教育資金以外にも現在不安に思っていることなどを聞かれ、 私が医療保険に入ってないというと、何点か勧められました。
教育資金
他の学資保険を見ても利率が悪かったので、低解約返戻金型終身保険だけで見積もりを作ってもらいました。
提案された保険は、不足分の1000万円が子供が高2の時点で返戻金になるもの。年間に払う金額は80万弱だったと思います。
今思えばこんな高い金額を保険だけで掛けるなんてバランスが悪いと思うのですが、この時は冷静な判断ができなくて、特に変だとも思えませんでした。
ガン保険、医療保険
「夫は医療費は日々の家計からカバーする主義」というと、家計からカバーしにくい金額になるであろうガンに特化した保険を出されました。
女性は男性と違って3,40代の方ががんのリスクが高いので、掛け金は高めですが、セコムのガン保険がおススメですと言われました。
一応医療保険のパンフレットももらいました。
家に帰ってからの話し合い
複数会社のパンフレットや見積もりを持っていったん家に持ち帰って、夫と話し合いをすることにしました。
医療保険などはともかくとして、教育費だけは1000万円貯めなければ!という熱い思いでパンパンでした。
夫婦での話し合い内容
視野が狭くなっている私の話を聞いた夫は、「増額は必要だなぁ」と賛成してくれました。
「ただし、そんなに大金掛ける必要はないんじゃない?」と今思えば至極まっとうな答え。
ノリノリになっている私にはストッパーをかけられた対応に思え「足りない分はどうするのさ!」と好戦的な対応だったと思います。
夫は「冷静に考えて半額分ぐらいしか出せる余裕はないと思うし、それでまだ余裕があれば現金とか他の方法でためていく方がいい」と答えました。
今思うと年間80万のお金をどこから出そうとしていたか不明な私。夫に冷静な判断があってよかったと思います…(´ε`;)
新しく保険契約した?
最終的に子供が高2になるときに500万の返戻金になる低解約返戻金型終身保険を契約しました。
結果として、見積もりの半額になりました。
主契約者は夫なので、夫と一緒にほけんの窓口に行って契約書を書いてきました。
保険を契約した後に思ったこと
保険を掛けたこと自体は、今ではよかったと思います。教育費が足りないことを認識できたし、結果として貯め続けることができたから。(あと2年ありますけどね)
ただ、これから保険をかける人にはほけんの窓口に行くときに注意してもらいたいことが2点ほどあるかなと思います。
保険払いすぎ貧乏にならないように注意!
今思うと半額にしておいて本当によかったと思います。てか、半額でも結構大変だったかも…。
というのも、その当時は妹と同居していて家賃も安く抑えられていたし、不妊治療を始める前だったので、生活にまだ余裕があるころだったんですよね…。
不妊治療にお金がかかって、その後妊娠出産して家族が増えて生活費も増えて、しかも転勤&会社の住宅補助費が減り…と保険の支払いに真剣に困る事態になってしまいました(T-T)
(しかももうどうやっても足りないってなったので、私が働き始めるのですが…)
終身保険の場合は本当に払い続けられるかよーく考えて、掛けるべきだと思います。
それだけが手段ではなないですし、そのお金は全く動かせないので、流動性が本当にないのが長所でもあり短所でもあるので。
ほけんの窓口は商売と肝に銘じておくべし
FPさんは人生の先輩として教育費の必要性を具体的に親身になって話してくれたし、保険の押し売りすることもなく、とても良い方だったと思います。
ただし、ここで忘れてはいけないのは、ほけんの窓口はボランティアではなく営利企業だということかなと。
保険を紹介することで手数料をもらって商売として成り立っています。お客さんにあったものを提案するのはもちろんですが、できれば手数料が高いのを売りたいのもわかる話ですよね。
ちなみに私が契約した低解約返戻金型終身保険って学資保険なんかと比べてると、おいしい商品らしいという記事を読んだことがあります。
本当に中立な立場から話を聞きたいならば、独立しているFPさんにお金を払って相談するのが一番良い方法なのかなぁと思います。
これが1回目の保険の見直しの内容です。長くなりました(*´Д`)=з
これから10年後に見直したのが第2回が最近なので、こちらのお話がこれでやっと書けます~。近日公開。お楽しみに~(・∀・)